カモ?

こんにちは、杉山です。


先日、スーパーで買い物をしていると、突然見知らぬ男性から声をかけられました。
おしゃれな帽子からクルクルのパーマがフワっと出ていて、カラコンで瞳は茶色く、
美容師さんか洋服屋さんで働いていそうな雰囲気でした。
鼻歌歌いながら商品を物色していたところへ声をかけられたのですから、
ナンパではないとはわかっていましたが、バリバリの心の壁を作りました。


すると男性は、「(私の旧姓)じゃない?」と聞いてきて、
私もすんなり幼稚園〜中学校まで一緒の同級生だと思い出しました。
しかし、私の心の壁はますます厚くなります。
なぜなら、懐かしい人に声をかけられて、嬉しくって話し始めると、
私は必ず何か売られるのです。


久しぶりの人もそうですが、知らない人が親しく声をかけてきたときは、
ほとんどそうなのです。
アミノ酸飲料やプロテイン、美顔器、沖縄でしか買えない魔法の液体、エステのセミナーなど…


おかげさまでお金がないので買わずに済みましたが
(金がないといっても分割払いを勧められたり、価値感をとがめられてしつこいのですが)、
私をカモだと思って笑顔で話す人の顔を落胆した気持ちで見つめながら、一応話を聞きいてきました。


初めの話に戻りますが、彼は結局何も売ってきませんでした。
彼はそんなつもりもなかったのに、幼馴染にひどく警戒されてしまったのでした。
それに変な疑いの目で見られて、がっかりさせてしまったんだろうと思います。


へこむこともありますが、やっぱり人を信じて生きていきたいものだと思います。


杉山


平野会計