笑顔の理由

こんにちは、杉山です。
会社の帰り道、通行人をぼんやり見ていると、
一人でいるのに満面の笑顔の人を見かけます。
「楽しそうだなあ〜」と思うのと同時に若い頃教訓を得たある出来事が頭をよぎります。


ある日、電車に乗っていた私は、隣のボックス席に座った若い女性に目を奪われました。
爪の先まで気の行き届いた、完璧な美女でした。
そして、その女性の向かいの席に、もう一人別の女性が座りました。


もう一人の女性は、太めで外見にこだわらないような格好をしていて、
二人が並ぶととても対照的でした。


しばらくすると、太めの女性が突然思い出し笑いを始め、真っ赤な顔になりました。
向いの美女は無反応で、とても疲れて暗い表情をしていました。
二人はとても対照的でした。


その時、思ったのです。
初めは美女のほうが恵まれたルックスで、太めの女性よりも幸せなように見えたのですが、
今は太めな女性のほうが楽しそうで幸せそう。
いや、美女は今、複数の男性に言い寄られていて「選べない」ことに悩んでいて、
太めの女性は、昨夜ひとりで見たお笑いのDVDを思い出して笑っているだけなのかもしれない。
当人でない誰かがわかることじゃないんだな。
だから人を見てあれこれ思うのうはナンセンスなんだなと。


でも、人が笑顔だとこちらも元気をもらうように思います。
普段から表情の乏しい私ですが、やっぱり笑顔でいたいものだと思います。
この人は一体何がおもしろくて笑っているのだろうと推測されるくらいでいたいものです。


杉山

会計事務所