祝☆還暦
先日、父が還暦・定年退職を迎えました。
第2の人生のスタートを記念して、家族みんなでお祝いをしました。
その翌日の晩、家のチャイムが鳴ったので、玄関を開けてみると、父がニコニコ顔で立っていて、
「昨日はどうもありがとう。これはお礼。」
と言って、わざわざお礼の品を届けてくれました。
その様子からとても喜んでくれた事が伝わってきて、やってあげて良かったなぁ。
とつくづく感じました。
それから数日が過ぎ、実家の方に行くと、
花束や鉢植え、バック等何やら家の中に色々な物が置いてありました。
思わず、どうしたの?と聞いてみると、父が今まで勤めていた会社の人達から、
還暦・定年退職の記念として頂いたものだそうで、それに加えて、送別会も何回かあったようです。
記念品の中に色紙があったので、見てみると、同じ部署の人達からの寄書きでいっぱいでした。
「色々親切に助けてくれて、ありがとうごさいました。」
会社ではどんな父だったのかは分かりませんが、実の子より若い人達からもそう言ってもらえる位に、
父なりに精一杯働いてきたのだと思います。
長年働いてきて、還暦・定年と複雑な心境であろう父も、何か救われたのではないでしょうか。
…と言っても、待遇が変わるだけで、今後も同じ職場で働く事ができるそうで、ほとんど何も
変わらないようですけれど。
でも今後、少しずつおじいちゃん化するであろう父を今度は若い人達に助けてもらえたら有難いと
娘ながらに願う今日この頃です。
(野崎)